コーヒーを1人で飲む方へ。落ち着くひとときに、ボドゲを添えてみませんか?
こんにちは、ボドゲライターのキクチレンです!
ボードゲームのさまざまな悩みを解決していく記事を、日々更新しています。
コーヒーロースターって、本当におもしろいの?
1人で遊ぶボードゲームなのは分かるけど、イマイチ面白さが分からなくて…
じっくりとコーヒーに向かい合って、焙煎している感覚が味わえるので、強くオススメしたいボードゲームの1つです。
今回は、コーヒーロースターを10回程度遊んだ経験から、レビュー記事を書いていきたいと思います!
この記事を読むと、こんなメリットがあります。
記事を読むメリット3選
- 実際に遊んでいる様子が見えてくる。
- コーヒーロースターが、自分の好みに合っているのか見えてくる
- 他の人の正直な意見が見えてくる。
考えられるデメリットについても取り上げているので、ぜひ最後まで読んでみてください!
なお、まとめ記事はこちら
結論 「コーヒーロースター」は、自分と向き合える
コーヒーロースターの面白さの秘密を探ると、以下の3点になるかなと感じました。
「コーヒーロースター」のおもしろさ3選
- 焙煎に意識が集中し、頭がすっきりする
- それぞれのフェイズにドラマがあり、リプレイ性が高い
- 心が無になる感覚を味わえる
それでは最初に、実際に筆者がプレイした様子をまとめていきます。
なお、ルールが分からない方は、最初にこちらの記事を読むことをオススメします。
「コーヒーロースター」を、実際に遊んでみた
ここでは、「シエラ・マエストラ」をプレイした様子をまとめていきます。
「シエラ・マエストラ」は、第1ラウンド初級レベルのビーンズシートになります。
初期チップは下記のとおりです。
- 焙煎度0
- 14枚
- 硬質豆
- 2枚
- 水分チップ
- 2枚
- 欠点豆
- 1枚
- コク
- 2枚
- 酸味
- 3枚
- 香り
- 2枚
これらを袋に入れて、さっそく焙煎フェイズへ!
なお、焙煎フェイズが分からない方は、下記をご覧ください。
焙煎フェイズ
1ターン目
シエラ・マエストラの場合、9枚引きからスタートします。
ここで引いたチップを確認していきましょう。
- 焙煎度0
- 7枚
- コク
- 1枚
- 酸味
- 1枚
即時効果へ
ここで、焙煎度0の1枚を、オールマイティチップの方に置きます。
焙煎へ
特にやりたいことがなかったため、焙煎度0の6枚を焙煎します。
このため、合計焙煎度が6に。
焙煎マーカーを動かして、次のターンに移行します。
2ターン目
いきなりのレッドゾーンに突入!
- 焙煎度が2倍に
- 煙チップが袋に
焙煎の見極めが難しい、重要なターンです。
運命の、10枚引き!
引いたチップは、こんな感じ。
- 焙煎度0
- 4枚
- 焙煎度1
- 1枚
- 香り
- 1枚
- コク
- 1枚
- 煙
- 1枚
- 水分
- 2枚
水分チップを2枚引けたのは大きいです。
シエラ・マエストラの水分は2枚なので、一気に邪魔な水が全部消えました。
即時効果
この後、焙煎度1のチップを、オールマイティに配置。
最初のターンに、焙煎度0の豆を配置していたため、オールマイティチップを獲得できました。
さらに、コク1枚を使って「2枚追加」を発動。
狙いとしては、こんな感じ。
- 邪魔なチップが出てきたら、除去を行う
- 邪魔なチップが出てこなかったら、「5枚から2枚捨て」を使って、間接的に除去を行う
そんな中で、出てきたのが
- 酸味
- 焙煎度1
どちらも必要なチップであるため、香りを使って「5枚から2枚捨て」作戦を行うことに。
出てきたのは、こんな感じ。
- 硬質豆
- 焙煎度0
- 焙煎度1が2枚
- 酸味
マイナスチップが出てこなかったため微妙でしたが、硬質豆と焙煎度0のチップを捨てることにしました。
ダブル焙煎へ
手元にあるチップは、下記のように焙煎されました。
- 焙煎度0の4枚
- 焙煎度2の4枚に
- 焙煎度1の1枚
- 焙煎度3の1枚に
これにより、合計焙煎度が16となりました。
これに対して、シエラ・マエストラの最高焙煎度は14。
少し悩みましたが、3ターン目に突入することにしました。
3ターン目
11枚を引いたところ、下記のようになりました。
- 焙煎度1
- 3枚
- 焙煎度2
- 3枚
- 酸味
- 2枚
- 香り
- 1枚
- オールマイティ
- 1枚
- 煙
- 1枚
この段階で、私は次のように考えていました。
- 特殊効果チップは、1枚は欲しい
- スキルポイントを狙っていくなら、焙煎度2をできるだけ大量に置きたい
カップテスト時の理想の配置は、こんな感じです。
- 焙煎度2を7枚配置
- 対応するフレーバーチップを3枚置き切る
- 最高得点の21点を獲得できる
このような狙いがあったため、私は酸味で焙煎度2を保持していくのが望ましいと考えました。
酸味を2枚使用します。
- 焙煎度2を3枚
- 焙煎度1を1枚
これらを焙煎せずに、そのまま袋に入れました。
さて、問題はここから。
酸味2枚で獲得できる特殊効果チップは、今回の場合、次の2種類でした。
- 追加の豆
- 焙煎度3の豆を最初から配置できる。
- 紙皿
- 邪魔なチップを取り除ける枠を、さらに2枠増やす
今回の焙煎の場合、邪魔なチップをあまり取り除けていません。
そのため、取り除ける枠を増やす「紙皿」を選択することにしました。
状況整理
さて、今までの流れをおさらいしていきましょう。
ここまでで明確に除去できたのは、次の4枚でした。
- 水分2枚
- 硬質豆1枚
- 焙煎度0の1枚
またボード上には、次の6枚のチップが配置されています。
- 焙煎度0と1が1枚ずつ
- コク1枚
- 香り1枚
- 酸味2枚
このため、初期チップから減ったのは、4+6=10枚となります。
ただし、途中でオールマイティチップを1枚と、煙2枚を加えているため、+3枚。
初期チップの枚数が26枚なので、現段階の袋のチップ合計は、26-10+3=19枚、となっています。
このうち5枚は紙皿で取り除けるため、19-5=14枚。
もしここで焙煎を終えた場合、残った14枚のうち10枚を使って、カップテストを行うことになります。
そして、合計焙煎度16に対して、シエラ・マエストラの理想の焙煎度は14。
つまり、ここが勝負時ではないでしょうか?
逆に焙煎フェイズを進めてしまうと、下記のデメリットを抱えてしまいます。
- 邪魔な煙が、さらに3枚追加されてしまう
- 焙煎度が更にすすみ、理想の焙煎度から遠のく
この2つのデメリットを抱えながら進む、焙煎フェイズを進行させるメリットはあるのか?
私は、「No」だと考えました。
よって、ここで焙煎フェイズを終了。カップテストに移行することにしました。
なお、カップテストが分からない方は、下記の記事をご覧ください。
カップテスト
1枚目
焙煎度1を引きました。
このとき、私は迷いました。
邪魔なものを取り除ける紙皿の枠は、今回は5枠。
このうち3枠は、次の3枚に使おうと考えていました。
- 硬質豆
- 煙
- 欠点豆
このため、残りの2枠は、焙煎度0か1を置きたいです。
ところが、私は迷ったのでした。
- 焙煎度0が何枚なのか
- 焙煎度1が何枚なのか
- 焙煎度2が何枚なのか
全く思い出すことができなかったのです!(´Д⊂ヽ
とはいえ
- 焙煎度2が7枚あるとは思えない
- 焙煎度1は、確実に数枚はある
これは何となく、頭の中で分かっていました。
このため、焙煎度14にするための現実的な配置は、次の通りです。
- 焙煎度1を1枚
- 焙煎度2を5枚
- 焙煎度3を1枚
これで、理想の焙煎度14になります。
このパターンで行こうと考え、引いた焙煎度1を、カップボードに置きました。
2枚目
焙煎度1が出てきました。
一度ここは紙皿に配置します。
3枚目
焙煎度2を引いたため、カップボードへ
4、5枚目
- 煙
- 焙煎度0
両方とも必要ないため、紙皿で除去します。
ここで1度、状況を整理しましょう。
現在、紙皿にあるのは、次の3枚。
- 焙煎度0
- 焙煎度1
- 煙
残りの2枠は、次の2枚のために取っておきたいと考えています。
- 硬質豆
- 欠点豆
つまりこれ以降、先ほど上げた2枚以外を引いた場合、カップボードに置かなければなりません。
正直、ドキドキものです(; ・`д・´)
6~10枚目
10枚目までは狙い通りいきましたので、ダイジェストで。
- 硬質豆
- 紙皿へ
- コク
- 焙煎度2
- 酸味
- 焙煎度3
- カップボードへ
11枚目
ここで、引いてしまいました!
焙煎度1!
理想の14から遠のく、焙煎度1(;゚Д゚)
しかし、紙皿にもはや余裕などありません。
やむなく、カップボードに配置。
12枚目
焙煎度2を引いたため、カップボードへ。
13枚目
あー――――!
引いてしまいました!
焙煎度0の豆を!
どうしましょう、これ(; ・`д・´)
残されている紙皿は、1枠。
カップボードの枠は、残り2枠。
カップボードに置きたい理想のチップは、次の2枚です。
- 焙煎度2か3
- 香りか、オールマイティ1枚
そして最悪な結果は、欠点豆がカップボードに配置されること。
つまり、次の2パターンで考える必要が出てきたのです。
- 理想を追い求めるなら
- 焙煎度0は紙皿へ
- 保険を求めるなら
- 焙煎度0はカップへ
とても迷いました。おそらく3分は悩んだでしょう。
色々悩んで、導き出した結論。
…理想へいこう!
理由としては、欠点豆を引くよりも、理想のチップを引く確率の方が高いから。
期待値的には、焙煎度0を紙皿に置く方がプラスになる(はず)!
…詳しく計算していないけど!(笑)
私は、焙煎度0を、紙皿に置くことにしました。
運命の14枚目
私は願いました。理想のチップを引くことを願いました。
さあ、来い!理想のチップよ!!
チップを握りしめて、いざ勝負!!
……なっ(;゚Д゚)!!
なんてことだ…。
出てきてしまったか…。
お前が…お前が…。
くそおおおおお!!
欠点豆!あー―――!最悪の結果だ!!
これ、カイジの世界だったら、借金地獄確定ルートだな…
そんなことを考えながら、欠点豆をカップボードに置きました(´Д⊂ヽ
15枚目
焙煎度1を引き、そのままカップへ。
虚無感を抱えたまま、置いたのを覚えています(。-`ω-)
結果発表!
それぞれのポイントを合計していきます。
ローストポイント
合計焙煎度は12。
シエラ・マエストラのビーンズシートと照らし合わせて、6点となりました。
フレーバーポイント
2枚をそろえることができたので、3点です。
スキルポイント
- 焙煎度2が3枚
- 焙煎度1が3枚
それぞれのポイントを合計して、2点です。
マイナスポイント
欠点豆を配置したため、マイナス2点です。
合計点
これらを合計すると、合計9点!
完全に初級レベルになってしまいました(´Д⊂ヽ
振り返ってみて
実際に遊んでみると、それぞれのフェイズにドラマがあって、とても楽しかったです。
結果は残念でしたが、それでも深く考え抜くことができたので、「コーヒーロースター」は楽しいゲームだなと、改めて感じました!
「コーヒーロースター」の、考えられるデメリット
ここからは、コーヒーロースターの考えられるデメリットについて話していきます。
考えられるデメリットは、次の2つです。
- 決して、楽しくワイワイするゲームではない
- 最初は自動的になりがち
順番に、話していきます!
楽しくワイワイするゲームではない
「コーヒーロースター」は、じっくりと自分に向き合っていくゲームです。
このため、
ボードゲームは、みんなで遊んで楽しむから楽しいの☆
このように捉えている方にとっては、戸惑いを感じてしまうかもしれません。
ボードゲームをある程度楽しんだ方が、一風変わった味を楽しむようなゲームといえるでしょう。
ある意味、玄人向けのゲームですね(^ω^)
最初は自動的になりがち
最初のうちの焙煎フェイズでは、豆チップの多さの割に、6~7枚しか焙煎できない時もあります。
このため、フレーバーチップを引けずに、豆チップを焙煎して終了してしまうことも、しばしば。
本格的にプレイヤーが思考できるのは、フレーバーチップが出てきてからになります。
このため、最初の数ターンが冗長に感じられて、イヤになるプレイヤーもいるかなと感じました。
「コーヒーロースター」 他の方のレビュー
さて、ここまでは私の主観で感想やデメリットについて語っていきました。
次からは、実際にネットで投稿されたレビューについてまとめていきます!
1人目
ソロでボードゲームをこんなに楽しめると思ってなくて、感動しました。
アートワークとコンポーネントがとても素晴らしいです。
不確定要素を減らすためのデッキ作りが悩ましく、「もっとうまくなりたい!」と思わせられます。
同じコーヒーでも、袋から引く豆によって展開がガラリと変わります。
そのコーヒーが22種類も!
長く遊んでいけるボードゲームだと感じました。
2人目
心を無にして、コーヒーと向き合えます。
セットアップで豆や水分のチップを袋に入れているだけで、実際のコーヒー豆選びをしている気分に浸れます。
満遍なく焙煎できるようにするためには、どうすれば良いかを、じっくりと考えていくことができます。
袋に手を入れて、ジャラジャラさせるときの感触と、チップ同士がぶつかる音が、とても心地よく感じられました。
焙煎を終えた後のカップテストにおいて、一喜一憂しながら最高のコーヒーを作り上げるときの緊張感も良いです。
毎日、心を落ち着けて遊べる素敵なボードゲームです。
このように、好印象なレビューが多くみられました(*´▽`*)
「コーヒーロースター」 レビュー編 まとめ
最後に、レビューについてまとめていきます。
コーヒーロースターの面白さの秘密を探ると、以下の3点になるかなと感じました。
「コーヒーロースター」のおもしろさ3選
- 焙煎に意識が集中し、頭がすっきりする
- それぞれのフェイズにドラマがあり、リプレイ性が高い
- 心が無になる感覚を味わえる
高評価のレビューも多くみられる「コーヒーロースター」。
興味が湧いた方は、ぜひ購入してみてください!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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