カードを知り尽くそう。勝つのは、それからだ。
こんにちは、ボドゲライターのキクチレンです!
ボードゲームのさまざまな悩みを解決していく記事を、日々更新しています。
ここでは、夏の季節で使える、エバーデールのカードの評価について、解説しています!
「エバーデール?カード評価?」
と思った方は、最初にこちらをご覧ください。
「エバーデールの遊び方や、ざっくりとしたカードの評価方法についてまとめています。」
筆者も最初は、高得点を取るための方法について、あれこれと試行錯誤していました。考えながら、エバーデールを60回ほどプレイしていく中で、自分なりの結論にたどり着きました。それが「季節ごとに、適切なカードをプレイする」ということです。
今回は、そんな筆者が、他のサイトの記事も参考にしながら、エバーデールの基本セットのカードについて、季節ごとの評価を行ってみました。
この記事を読むことによって、下記のメリットを受けられるはずです。
記事を読むことで受けられるメリット
- 各カードの効果を、最大限活かせるようになる
- エバーデールの平均勝利点を上げられる
各カードの使い方アドバイスについても触れていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
それでは、エバーデールの春編について、まとめていきます!
エバーデール 夏のカード評価
夏になると、旅人・目的地カードにもスポットライトが当たっていきます。
春に設置した政治カードとシナジーを効かせながら、旅人カードや目的地カードをプレイできれば、間違いなく街全体が強くなるでしょう。
エバーデール 夏カード評価 Sランク
夏にSランクと評価したカードはこちら。
Sランク | ・牢獄(+野伏せ) | ・大学
進化させる、大学
大学の効果はこちら。
大学の効果
- 労働者コマをこのカード上に配置したとき、自身の街の動物もしくは建物カードを1枚、捨て札にする。その後、2と3の効果を得る。
- 捨て札のカードのコストと同じ資材を獲得する。
- 任意の資材1個と1勝利点を獲得する。
このカードをプレイすると、以下のメリットが得られます。
大学をプレイするメリット
- 街を1区画分、空けることができる。
- 空いた分だけ、高得点のカードを配置できるようになる。
「序盤に設置した弱いカードを、強いカードに進化させる」というイメージをもってプレイすると、大学の能力を最大限に発揮させられるでしょう。
牢獄と野伏せ
牢獄の効果はこちら。
牢獄の効果
- 動物もしくは建物カードをプレイするとき、あなたの街からこのカードの下に、動物カード1枚を移すことで、プレイするカードのコストを任意の資材3個ぶん減らす。
- 野伏せがいる場合、さらにもう1枚の動物カードを移せる。
牢獄を翻訳すると、こうなります。
- あなたの街の動物カードを、『クレーン』か『宿屋の主人』に変えます。『野伏せ』がいるなら、もう1回使えます!
…弱いわけがありません。クレーンと宿屋の主人の強さについては、全季節のパートで紹介したとおりなので、Sランクと評価しています。
全季節のカード評価は、こちら!
エバーデール 夏カード評価 Aランク
夏のAランクのカードはこちらです。
Aランク | ・木彫師 ・吟遊詩人 ・行商人 ・遺跡 ・移動遊園地 ・旦那(+夫人) | ・医者
動物の味方、医者
医者の効果はこちら。
医者の効果
- 配置時と、季節準備時に、果実を3個まで支払っても良い。支払った果実1個につき、1勝利点を得る。
夏にこそ使ってほしい、生産カードの1枚です。理由は下記の通り。
医者を夏にプレイするメリット
- 素点が4点と高いから。
- 1資源を1勝利点に変えられる、数少ないカードの1枚だから。これにより、うまくいけば一気に3勝利点×2回(発動時+秋への移行時)=6勝利点が得られることになる。
コストが4果実と高いですが、それに見合う価値があります。店主や農場を事前にプレイしていたなら、ぜひとも使っておきたい1枚ですね。
とはいえ、建物主体の街構成だと使いにくいため、Aランクと評価しました。
建物の味方、木彫師
木彫師の効果はこちら。
木彫師の効果
- 配置時と、季節準備時に、小枝を3個まで支払っても良い。支払った小枝1個につき、1勝利点を得る。
医者と同じく、夏に1番輝く生産カードの1枚。理由は医者と同じで、1資源を1勝利点に変えられる、数少ないカードの1枚だからです。
合計6勝利点が内在しているのは、素直にスペックが高いと言えます。
医者と違うのは、勝利点とコストの低さ。それぞれがちょうど半分になっているため、配置しやすいが、点数の伸びが甘くなっているという仕上がりになっています。
裁判所や船頭ガエル、小枝の運搬船のお供として使えれば強いです。しかし、場面を選ぶため、Aランクと評価しています。
いざというときに助けられる、行商人
行商人の効果はこちら。
行商人の効果
- 配置時と、次の季節準備時に、手元の資材トークン2個を、他の資材トークン2個と交換しても良い。
夏が一番旬な生産カードの1枚です。
「資材を貯めたものの、小枝ばっかりだよー…」といった場面で、行商人が出てくれるとうれしいです。
秋での祝福カード配置に向けて、足りない資源を補ってくれる貴重なカードとなっています。
ただし、汎用性は高いのですが、直接勝利点が得られるわけではないのがネックです。
本当なら、行商人の助けがなくても街に強力なカードを配置し続けられる方が良いので、Aランクと評価しました。
手札を勝利に導く、吟遊詩人
吟遊詩人の効果はこちら。
吟遊詩人の効果
- 手札からカードを5枚まで捨てる。捨てたカード1枚につき、1勝利点を得る。
夏にこそ使いたいカードです。理由は、秋になると、「旅マス」に労働者コマを配置して、吟遊詩人と同様のことが行えてしまうからです。
手札が余りがちな街構成になっているなら、下記のようにプレイしていきたいですね。
手札が余りがちな街のときに、オススメなプレイ方法
- 夏に吟遊詩人で5勝利点獲得
- 秋に旅マスで5勝利点獲得
歴史家のお供になるカードであり、手札が余りがちな街構成になっているなら、ぜひとも使っていきましょう。
場面を選ぶカードなのでAランクと評価しています。
簡易版大学の、遺跡
遺跡の効果はこちら。
遺跡の効果
- このカードをプレイしたとき、あなたの街から建物カードを1枚捨て札とし、その区域にこのカードを置く。2と3の効果を得る。
- 捨て札にした建物カードのコストと同じ資材を獲得する。
- カードを2枚引く。
大学の簡易版と捉えられるカード。大学よりも、下記の点で性能が劣っています。
遺跡が、大学よりも劣っているポイント
- 街の1区画を空けられない
- 任意の資材や、勝利点を得られない
- 素点が0点と低い
とはいえ、完全下位互換というわけではありません。大学にはないメリットもあります。
大学にはない、遺跡のメリット
- 労働者コマを使わずに発動できる
- カードを2枚ドローできる
性能の低いカードを、別の強力なカードにするポテンシャルは秘めているため、Aランクとしました。
手札を補給する、移動遊園地
移動遊園地の効果はこちら。
移動遊園地の効果
- このカードを配置したときと、「次の季節の準備」で効果を適用するときに、カードを2枚引く。
コストの高さから、なかなか冬には設置しにくいカードです。夏なら、移動遊園地を配置する余裕が出てくるかなー、という印象。下記のような状況なら、移動遊園地をプレイする余地が出てきます。
移動遊園地をプレイしたい状況
- 街に歴史家がいない
- 旅人を引きたくても引けない
手札が枯渇している状況で、役に立つカードですね。素点が3点と高いのも、何気に嬉しいポイント。
しかし、夏の段階で手札を引くだけの効果が、印象の薄さを醸し出しているので、Aランクと評価しました。
セットで強力 旦那・夫人
2匹そろうと、かなり強いカード。それぞれの効果を確認しましょう。
旦那の効果
- あなたの街にある区域の1つを《夫人》と共有することができる。あなたの街に《農場》が配置されており、《夫人》と区域を共有している場合、このカードの配置時と、「次の季節準備時」に、任意の資材トークンを1個得る。
夫人の効果
- 《旦那》と区域を共有し、合わせて街の区域の1つとみなす。《旦那》と区域を共有している場合、ゲーム終了時に3勝利点を得る。
旦那と夫人は、そろうと強いです。そろった時に得られるメリットはこんな感じ。
旦那と夫人がそろった時のメリット
- 発動時と、秋の準備時に、任意の資材トークンを1個ずつ獲得する
- 夫人と旦那の区域エリア単体での合計勝利点が、7点になる
全カードを見渡しても、区域1エリアで、これほどのメリットをもたらしてくれるのは、旦那と夫人だけです。
とはいえ、その分条件が厳しいのも事実。最低限、これらのカードをそろえないといけないのは大変です。
旦那と夫人のメリットを、最大限受けるために必要なカード3枚
- 農場
- 旦那
- 夫人
それぞれのカード枚数自体は多いので、よく見かけるのですが、3枚揃う場面は意外と少ないので、Aランクです。
エバーデール 夏カード評価 Bランク
Bランクと評価したカードはこちら。
Bランク | ・墓地(+葬儀屋) |
リアニメイトできる、墓地
墓地の効果はこちら。
墓地の効果
- このカードに労働者コマを配置したとき、山札もしくは捨て山の上のうち、いずれか4枚公開する。そのうち1枚はコストを支払わずにプレイし、残りの3枚は捨て札とする。
- 葬儀屋がいる場合、さらにもう1回使用できる。
墓地を利用して、強いカードを安くプレイする、いわゆる「リアニメイト」を行えるカード。他のサイトでは高く評価されていますが、あえてBランクをつけています。
理由は、「狙ったカードをプレイできない可能性が大いにあるから」です。
墓地がある状態で、自分が何かしらの手段で手札を捨て札にした場合、慣れたプレイヤーなら、すぐに「リアニメイト」を警戒します。
エバーデールでは、自分の手札を資源に変える「安息地」と呼ばれるマスが存在します。
労働者さえあれば、いつでもプレイ可能というマスなのですが、「安息地」を利用すれば、下記の手順で、いとも簡単に「リアニメイト」の邪魔をすることができます。
墓地のリアニメイトを妨害する、簡単な方法
- 墓地がある状態で、自分が手札から数枚捨てる
- ターンを渡された相手は、「安息地」を利用して、自分の手札を4枚以上捨てる。
- 墓地は、捨て札の上から4枚しか参照できないため、狙ったカードをプレイできなくなる。
また、素点の低さもネックです。墓地と葬儀屋のそれぞれの素点が0点に設定されているため、点数が伸びないのも痛いです。
レベルの高いプレイヤー同士であるほど、墓地利用が難しくなるため、Bランクとしました。
エバーデールカード評価 夏編 まとめ
最後に、エバーデールの夏のカード評価についてまとめます!
Sランク | ・牢獄(+野伏せ) | ・大学
Aランク | ・木彫師 ・吟遊詩人 ・行商人 ・遺跡 ・移動遊園地 ・旦那(+夫人) | ・医者
Bランク | ・墓地(+葬儀屋) |
今回の記事を参考に、ぜひエバーデールを楽しんでみてくださいね!
また、エバーデールが気になった方は、ぜひ購入してみてください!
なお、エバーデールの拡張についても話していますので、ぜひご覧ください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
他の季節のカード評価は、こちらから!
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